メールマガジンを始めます

Contact Form 7 の便利な使い方や開発中の新機能に関する情報をお届けするメールマガジンの有料配信を始めます。月に1回、毎月15日前後に配信したいと考えていますので初回の配信は12月15日頃になる予定です。関心をお持ちの方はこちらからご登録ください。実験的な取り組みですのでいつまで続けるか保証はできませんが、最低でも1年間は続けたいと思っています。当面は日本語のみでの提供になります。

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ここからは裏話です。

このプラグインの開発、更新、サポートおよびドキュメント整備には多大な時間とコストが費やされています。開発者個人の持ち出しのみでそれらを維持していくことは不可能なため、プラグインのユーザーの皆さんに寄付による支援をお願いしてきましたが、残念なことに日本のユーザーは他の地域のユーザーと比較して支援に消極的です。特に日本の企業ユーザーにその傾向が顕著です。

日本の企業ユーザーが寄付に対して消極的になる理由として、寄付金の損金算入限度が非常に小さいという日本の税制上の事情が関係しているという指摘が以前からありました。国税庁の資料にある計算式に基づくと、例えば資本金500万円、当期所得が250万円の企業が損金に算入できる寄付金(国や地方公共団体への寄付等は除く)の限度額は

(500万円 x 0.0025 + 250万円 x 0.025) / 4 = 18,750円

18,750円です。このプラグインの他にもたくさんのフリーソフトウェアを業務で利用する企業では、利用の都度それらに寄付をしていくとすぐにこの限度に達するでしょう。寄付行為に対して二の足を踏むのも理解できます。

企業からの寄付を促進できるように日本の税制度が変わることを期待したいですがそうすぐに変わるものでもありませんので、企業が支援しやすくなるような、寄付とは別の方法を設けられないかと、いくつか方法を検討しました。その中で、寄付金としての扱いを回避でき、またそれ自体に意味があり役に立つ最善の方法として、有料のメールマガジンを始めようという考えに至った次第です。

ですので、このプラグインを支援したいのは山々だけど寄付というのはちょっと、というユーザーの方は、代わりにこのメールマガジンの購読をご検討ください。