ダブルオプトインヘルパー

ダブルオプトインヘルパーは開発者を支援してプラグイン中でのダブルオプトインの実装を容易にすることを目的に作られた WordPress プラグインです。

ダブルオプトインって何?

ダブルオプトイン (double opt-in) とは、ユーザーの同意を確認するために用いられる一連の手続きのことです。今日では、ユーザーの個人データを収集、利用するにあたって、そのユーザーからの明確な同意を得ていることがサービス提供者には求められます。しかし、単に「同意します。」のチェックボックスにマークを入れてもらうだけでは不十分な状況もあります。ダブルオプトインはそのような状況で役に立ちます。

典型的なダブルオプトインのプロセスは、サービス提供者がユーザーに対してメールでメッセージを送るところから始まります。メッセージにはサービス提供者のウェブサイトにリンクした URL と、条件に同意する場合はそのリンクをクリックするよう求める記述が含まれています。通常、この URL には何らかのランダムで一意のコードが付加されており、これがユーザーの同意を確認するためのトークンの役割を果たします。

このようにすることで、サービス提供者はユーザー本人 (ボットや他の人ではなく) が同意したのだと確認することができます。というのも、ユーザーのメールアドレス宛に送られたメッセージにアクセスできるのは、そのユーザー自身に限られるはずだからです。

私は開発者です。どうやってこのプラグインを使えますか?

まず最初に、ダブルオプトインのセッションをあなたの代わりに切り回してくれて、ユーザーがオプトインした時に何をすればいいか知っている「エージェント」を登録します。

エージェントを登録するには doihelper_register_agent() 関数を使用します。doihelper_register_agent() はエージェントの名前とオプションの連想配列を引数に取ります。指定可能なオプションは以下の通り:

  • acceptance_period — ダブルオプトインのセッションが存続可能な時間の長さ(秒単位)。デフォルト値は86400(24時間)。
  • optin_callback — ユーザーがオプトインした時に呼び出されるコールバック関数。
  • email_callback — 確認メールを送信するために呼び出されるコールバック関数。

エージェントの登録後、doihelper_start_session() 関数を使用してダブルオプトインのセッションを開始します。doihelper_start_session() はエージェントの名前とオプションの連想配列を引数に取ります。指定可能なオプションは以下の通り:

  • email_to — 確認メールに使われる受信メールアドレス。このオプションが省略された場合はメールの送信が行われないので、指定しない場合は別の手段を使って確認リンクをユーザーに伝達する必要が生じる。
  • properties — セッションのプロパティ配列。この配列は optin_callback 関数にその唯一の引数として渡されることになる。どのような情報でもこれに含めることは可能だが、その第一の目的はユーザーに関するデータをオプトインコールバックに渡すことにある。

セッションデータはユーザーがオプトインするか受付期限 (doihelper_register_agent()acceptance_period オプションの指定値) が過ぎるまでの間、データベースに保存されます。

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