Brevo インテグレーション

欧州で人気の CRM とメールマーケティングのプラットフォーム、Brevo を使えば連絡先データの保存・整理とユーザープライバシー保護の両立が可能です。Brevo は無制限の連絡先件数と先進的マーケティング機能を提供します。

  1. API と接続する
  2. コンタクトフォームの設定を行う
  3. 連絡先属性とフォーム項目のマッピング
  4. プライバシーへの配慮

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API と接続する

このインテグレーションモジュールは Brevo API (v3) を使用します。API へのアクセスには Brevo のアカウントが必要です。まだアカウントを持っていないなら無料のアカウントを作成しましょう。アカウントのアップグレードは後で必要になった時にいつでも可能です。

アカウント作成後、Brevo のダッシュボードにログインして SMTP & API ページに移動します。そこに表示される v3 の API キーをコピーしておいてください。後で使います。

Screenshot of the “SMTP & API” page
Screenshot of the “SMTP & API” page

次にブラウザーで新規のタブを開いてそこで WordPress のダッシュボードにログインします。お問い合わせ > インテグレーションメニューのページに移動し、Brevo 欄にあるインテグレーションのセットアップをクリックします。そこに入力項目があるので、コピーしておいた API キーをペーストして変更を保存ボタンをクリックします。

Screenshot of the Integration page
Screenshot of the Integration page

これであなたのコンタクトフォームを通じて Brevo API が利用可能になりました。次のステップは各コンタクトフォームの設定です。

コンタクトフォームの設定を行う

Brevo API の有効化が完了すると、コンタクトフォームの編集画面に新たにタブが加えられます。この Brevo タブパネルでインテグレーションモジュールの二つの主要機能、連絡先リストとウェルカムメールの操作が可能です。

Screenshot of the Brevo tab panel
Screenshot of the Brevo tab panel

連絡先リストのチェックボックスが選択されていると、そのコンタクトフォームが送信された後で送信者があなたの連絡先リストに追加されるようになります。どのリストに連絡先を追加するか指定することも可能です。

ウェルカムメールのチェックボックスが選択されていると、Contact Form 7 は新規連絡先にウェルカムメッセージのメールを送信します。このウェルカムメールはフォーム送信者が連絡先リストに正常に追加された場合に限り送信されます。

ウェルカムメールには Brevo のメールテンプレートシステムが使われます。これにより完全にパーソナライズされたエレガントな HTML メールの作成が可能です。また、メールの配送には信頼性の高い Brevo 独自の SMTP インフラが用いられ、これによりメール送信後のステータス追跡が可能になります。

注意: Contact Form 7 が Brevo の SMTP を使うのは新規連絡先へのウェルカムメールの送信の際に限られます。ウェルカムメール以外のメール送信には WordPress 組み込みの wp_mail() 関数が使用されます。もし WordPress 上のあらゆるメール送信に Brevo の SMTP を使いたい場合は Sendinblue の公式 WordPress プラグインをインストールしてください。

連絡先属性とフォーム項目のマッピング

Brevo の連絡先データは4つの基本属性 (EMAIL、FIRSTNAME、LASTNAME、SMS) とユーザー定義の追加属性で構成されます。フォームの送信内容に基づいて新しい連絡先が作られる際、これらの連絡先属性値はユーザー入力値から採取されます。

例を挙げると、EMAIL 属性の値は ‘your-email’ 項目から採取されます。同様にして、他の属性の値も ‘your-‘ 接頭辞 + 小文字化した属性名の名前を持つ項目から採取されるルールです。

FIRSTNAME、LASTNAME の両属性にはさらに追加の特殊マッピングルールが適用されます。フォームに ‘your-firstname’ や ‘your-lastname’ 項目が無いけれど代わりに ‘your-name’ 項目がある、という場合、‘your-name’ 項目の入力値の最初の単語が FIRSTNAME 属性の値となり、残りが LASTNAME 属性の値となります。ですので例えば ‘your-name’ 項目の入力値が “Vincent van Gogh” だったとしたら、FIRSTNAME が “Vincent”、LASTNAME が “van Gogh” になります。

もうひとつ注意すべき点は、SMS 属性の値には正しい国番号のついた国際電話番号 (例: +91xxxxxxxxxx や 0091xxxxxxxxxx) を指定する必要がある、ということです。SMS 入力項目があってその入力が正しいフォーマットのものではない場合、連絡先を追加する API リクエストは失敗するでしょう。

メールテンプレートで使用されるパラメタにも同様のマッピングルールが適用されます。メールテンプレートに {{ params.SIZE }} のプレースホルダーがある場合、実際のメールでは ‘your-size’ 項目の入力値がそのプレースホルダーを置換します。

最後に、wpcf7_sendinblue_collect_parameters フィルターフックを利用してこのマッピングルール全体のカスタマイズが可能です。

プライバシーへの配慮

連絡先リストにフォーム送信者の個人データを追加する前に明確な同意を得ることが強く推奨されます。同意なしに個人データを収集することが非合法だからという理由もありますが、それだけでなく、望んでいない相手に対してメールを送りつけているとスパムの発信源とみなされてしまうリスクも大きくなります。

Contact Form 7 はフォーム送信者の同意を確かめるための consent_for:sendinblue フォームタグオプションを提供しています。以下のようにして使います:

[acceptance your-consent optional consent_for:sendinblue]
It's OK to add me to your contact list.
[/acceptance]

このフォームタグ (承諾確認チェックボックス) がコンタクトフォームにある場合、Contact Form 7 は送信者がチェックボックスを選択して明示的に同意した時に限り Brevo API に連絡先データを送信するようになります。

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