Contact Form 7 5.2

Contact Form 7 5.2 がリリースされました。これは20ヶ月ぶりのメジャーアップデートで、数多くの改善とバグ修正を含みます。即時のアップグレードをお勧めします。

Contact Form 7 5.2 が対応する WordPress のバージョンは 5.3 以降ですので注意してください。WordPress 5.3 は PHP 5.6.20 以降の環境にのみインストール可能なため (WordPress の推奨は PHP 7.4 以降)、Contact Form 7 5.2 は PHP 5.2 から 5.5 の環境では機能しません。

必要バージョン: WordPress 5.3 以上
テスト済み: WordPress 5.4.2 まで

» WordPress.org から Contact Form 7 プラグインをダウンロード

jQuery イベントの廃止

jQuery からモダンな JavaScript フレームワークに移行する段階的なプロセスの一環として、Contact Form 7 5.2 で jQuery イベントの使用が廃止されました。もしカスタムコードで jQuery イベントを使っているなら、この機会に DOM イベントに置き換えましょう。

レスポンスボックスのスタイル変更

フロントエンドの CSS スタイルシートにいくつか変更があります。もしテーマや別のプラグインからスタイルのカスタマイズをしているなら、Contact Form 7 5.2 でスタイルのテストを入念に行うことをお勧めします。

些細ですが混乱を招きそうな変更としてレスポンス出力ボックスの色設定があります。これまでのバージョンと同様に4色が使われ、それぞれの色が異なった送信状態を暗示します。

  • 緑: フォーム送信が完了し、メールが送信された。
  • 黄: 不正な入力があるためフォーム送信が中断された。
  • オレンジ: スパムの疑いが検知されたためフォーム送信が中断された。
  • 赤: フォーム送信は完了しているが、メールの送信に失敗した。

Contact Form 7 5.2 では WordPress の標準に基づいた新しいカラースキームが導入されました。以前の色と比べて少し暗めなので、赤とオレンジ、オレンジと黄色を混同してしまうかもしれません。

Four types of response output box; showing examples of green, yellow, orange, and red bordered box.
Contact Form 7 5.2 におけるレスポンス出力ボックスの例

変更点

  • フォーム送信: $posted_data_hash$skip_spam_check プロパティを導入。
  • フォーム送信: wpcf7_skip_spam_check フィルターフックを導入。
  • コンタクトフォーム: pref() メソッドを導入。
  • REST API: パース済みのフォームタグデータをレスポンスに追加。
  • REST API: wpcf7_ajax_json_echowpcf7_ajax_onload フィルターフックを非推奨化し、それらの代用として wpcf7_feedback_responsewpcf7_refill_response フィルターフックを導入。
  • フロントエンド CSS: レスポンス出力のスタイルルールは form 要素の class 属性を参照する。
  • フロントエンド JavaScript: jQuery イベントの使用を廃止。
  • reCAPTCHA: スクリプトコードを独立したファイルに移動。
  • reCAPTCHA: reCAPTCHA レスポンストークンのフィールド名を g-recaptcha-response から _wpcf7_recaptcha_response に変更。