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Contact Form 7 5.0 が公開されました。個人データ保護に対する意識の高まりを受け、コンタクトフォームをよりプライバシー・フレンドリーにするための改善に取り組んでおり、その成果の一部は 5.0 に取り込まれています。また、新たに導入されたフィルターフックと特別なメールタグのタイプにより、メールのカスタマイズ可能性が著しく向上しています。
承諾確認チェックボックス
承諾確認チェックボックスは Contact Form 7 が提供するフォームタグのタイプの一つであり、長い歴史があります。これは、送信者が特定の条件に同意していることを確認する目的に特化した、シンプルなチェックボックスです。
高まり続けるニーズに応えることがもはや難しくなってきているとの考えから、今回この機能の再定義を図りました。個人データを収集する前に明確な同意を得ることは、プライバシー権を保護する上で不可欠とみなされるようになっています。従って、もし個人データの再利用の可能性があるなら、誰が何の条件に同意したかを記録しておくことが重要になります。
新しい承諾確認チェックボックスでは、フォームタグの内容部分を使って同意を求める条件を指定することが可能です。そして送信者がそれに同意した場合には、その事実がメールの本文中で、あるいはデータベースに (Flamingo) 記録されます。
on_sent_ok の廃止
「その他の設定」の on_sent_ok
と on_submit
が正式に廃止されました。この決定の理由と現在提供されているより好ましい代替手段は、こちらの告知記事にて説明されています。
必要バージョン: WordPress 4.8 以上
テスト済み: WordPress 4.9.2 まで
» WordPress.org から Contact Form 7 プラグインをダウンロード
変更点
- その他の設定:
on_sent_ok
とon_submit
が廃止された。 - 新規追加されたその他の設定:
skip_mail
- Flamingo: 対応するコンタクトフォームのタイトル変更に連動して受信チャネルのタイトルが変更されるようになった。
- DOM イベント: API からの応答オブジェクトの全体が
event.detail.apiResponse
プロパティを通してアクセス可能になった。 - HTML メール: 言語関連属性を HTML ヘッダーに追加。
- ファイルアップロード: アップロード項目に
accept
属性を設定。 - WPCF7_MailTag クラスを導入。
wpcf7_before_send_mail
アクションフックを利用してメール送信を中断させることが可能になった。加えて、このアクションフックでカスタムのステータスとメッセージの指定が可能になった。- 承諾確認チェックボックス: フォームタグの内容部分で同意を求める条件文を指定することが可能になった。
- 承諾確認チェックボックス:
optional
オプションをサポート。 - 新規に追加された特別なメールタグ:
[_site_title]
、[_site_description]
、[_site_url]
、[_site_admin_email]
、[_invalid_fields]
、[_user_login]
、[_user_email]
、[_user_url]
、[_user_first_name]
、[_user_last_name]
、[_user_nickname]
、[_user_display_name]
- 新規に追加されたフィルターフック:
wpcf7_upload_file_name
、wpcf7_autop_or_not
、wpcf7_posted_data_{$type}
、wpcf7_mail_tag_replaced_{$type}
- 新規に追加されたフォームタグの特性:
zero-controls-container
とnot-for-mail