メールのセットアップに関するベストプラクティス

メールのヘッダや本文を適切にセットアップすることはメールを正常に配送する上でとても重要です。この記事では適切にメールをセットアップし、メールの配送成功率を最大化するためのいくつかの方法を説明します。

スパムのように振る舞わない

メールサービスプロバイダーはスパムや偽装メールといった絶え間のないメールの悪用と戦ってきました。悪用を防止する技術は完全無欠ではないので、そこには常に誤判定の可能性があります。あなたが本物のスパマーではないとしても、スパマーのように振る舞えばそのように扱われやすくなるということです。

次のような状況について考えてみましょう。メールの “From” ヘッダーフィールドにはコンタクトフォームが置かれているサイトのドメインとは無関係のメールアドレスを指定することが可能です。例えば、あなたのサイトが yahoo.com にない場合でも、From フィールドにあなたの @yahoo.com のアドレスを使えます。結果的に、メールの受信者は “From” yahoo.com であると主張するメールが全然違うサーバーから送られてくるのを目にすることになります。

あなたにこれが可能なのですから、スパマーにとっても可能です。ですから、もしあなたがサイトのドメインに属さないメールアドレスを From に指定していて、とりわけ後述するメール認証技術を実装していなかった場合には、メールサービスプロバイダーにとってあなたの正規のメールとスパムメールを区別することは困難になります。

要するに、From フィールドにはサイトと同じドメインのメールアドレスを指定しましょうということです。

Reply-to アドレスを指定する

メールに返信するとき、通常その返信は元のメールの From フィールドに指定されたアドレスに向けて送られます。ここで、その From のアドレスで返信を受け取りたくない場合にはどうしたらいいでしょう。

そういう場合には元のメールの “Reply-To” ヘッダーフィールドに、返信を送って欲しいアドレスを指定します。

Contact Form 7 の管理画面では、メールメール (2)セクションの追加ヘッダー項目にて Reply-To を指定できます。

“WordPress” の実メールアドレスを用意する

wordpress@{あなたのサイトのドメイン} の実メールアドレスを用意することをお勧めします。Contact Form 7 (v4.0 以降) のデフォルトのメールテンプレートではこのアドレスを From フィールドに使うので、誰かがこのアドレスにメールを送ろうとするかもしれません。また、一部のホストでは存在しないアドレスからのメール送信をブロックすることがあるようです。

また、WordPress 自身もコメント通知や新規ユーザー通知などの通知メールで wordpress@{あなたのサイトのドメイン} のアドレスを使います。ですから Contact Form 7 を使わない場合でもこのアドレスを作っておいて損はありません。

メール認証を利用する

From フィールドにサイトと同じドメインのメールアドレスを指定したとしても、スパマーがあたかもあなたがあなたのドメインから送ったかのように偽装メールを送ることはなお可能です。メール偽装の可能性がある限り、メールサービスプロバイダーがあなたの正規のメールを偽装メールと混同するリスクは残されたままです。

このリスクからメールを保護するために、SPFDKIM といったメール認証の技術を利用することができます。これらは主要なメールサービスプロバイダーではたいていサポートされています。これらの技術の詳細なセットアップ方法に関しては、お使いのプロバイダーのサポートに相談してください。

メールの項目に適切な値が入ることを確認する

必須ではないフォーム入力項目から来る値を使う場合には注意しましょう。それらの値が空の場合でもメールのヘッダーフィールドは適正ですか?

また、メッセージ本文が空になったり極端に短くなったりしないように気をつけましょう。スパムのように見えるばかりでなく、一部のホストではメール送信関数が正常に機能しない原因にもなります。

関連項目

外部リンク

WordPress のお問い合わせフォームプラグイン。シンプル、でも柔軟。