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Contact Form 7 の Stripe インテグレーションモジュールは、コンタクトフォームへのクレジットカード支払いウィジェットの追加を可能にします。これにより簡単な手順で支払いの受付を始められます。このモジュールの利用に追加の手数料は必要ありません。
インテグレーションに使用する Stripe アカウントが必要になります。まだお持ちではない場合はまずアカウントを作成しましょう。それから、このモジュールの利用には HTTPS が有効なサイトが必要ですのでご注意ください。
API に接続する
このモジュールは Stripe Elements と Stripe.js を利用し、Stripe API とやり取りすることで機能します。使用を始めるにあたって、まずあなたの API キーを取得しましょう。
- Stripe のダッシュボードにログインする。
- 開発者 > API キー のメニューに移動する。
- 本番環境用の公開可能キーとシークレットキーをコピーする。
それから、ブラウザーの新しいタブを開いて次のステップに進みます:
- WordPress のダッシュボードにログインする。
- お問い合わせ > インテグレーション のメニューに移動する。
- Stripe パネルの インテグレーションのセットアップ をクリックする。
- 公開可能キーとシークレットキーを入力項目にペーストする。
- 変更を保存 をクリックする。
以上です。API とあなたのサイトの間で接続が確立されると、Stripe パネルの周囲に青色のボーダーラインが表示されます。
コンタクトフォームの設定
API との接続確立が済んだら、次のステップは Stripe 支払いウィジェットのフォームタグをコンタクトフォームに追加することです。
Contact Form 7 は支払いウィジェットのための [stripe]
フォームタグを用意しています。以下は [stripe]
フォームタグの使用例です:
[stripe currency:usd amount:700 "チェックアウトへ進む" "7 USD 支払う"]
[stripe]
フォームタグは2個のオプションと2個の値で構成されます。
currency
オプションは支払いの通貨を表します。オプションの値は Stripe がサポートする3文字の通貨コードである必要があります。
amount
オプションは支払う金額を示します。金額は指定された通貨の最小単位で表されなければならないことに注意してください。一例を挙げると、USD の最小単位は1セントなので(1ドルではありません)、上の例にある currency:usd amount:700
は7ドルを請求することになります(700ドルではありません)。
Stripe は一部の通貨の請求可能金額について少々ややこしいルールを適用するので、実際に設定する前に Stripe の説明書をよく読むことをお奨めします。
後に続く2個の値(上の例では "チェックアウトへ進む"
と "7 USD 支払う"
)は必須指定ではなく、指定された場合はそれらは送信ボタンのラベルテキストに使われます。最初の値が初期送信ステージに、2個目の値が第2ステージでそれぞれ使われます。
[stripe]
フォームタグには送信ボタンが含まれているので、同じフォームにそれ以外の送信ボタンは必要ありません。もし支払い用フォームに [submit]
フォームタグがあるならそれらは削除してしまって問題ありません。
支払いが完了すると領収書のメールが購入者宛に送られます。デフォルトでは ‘your-email’ 入力項目が購入者のメールアドレスを取得するために使われるので、フォームに ‘your-email’ 項目を置くことが推奨されます。
便利な使い方をもう一つ。メールテンプレートに [_stripe_payment_link]
の特別なメールタグを追加しましょう。このタグは支払いに関する詳細な情報が記載された Stripe の支払いページへのリンク URL に置換されます。
セキュリティに関する注意事項
支払いフォームというものは詐欺の格好のターゲットになりがちです。Contact Form 7 が提供するセキュリティモジュール群でフォームを守りましょう。最低でも reCAPTCHA は支払いフォームには必須です。これに Akismet を併用するのも効果的です。
残念ながらどれだけフォームを保護したとしても詐欺が忍び込むのを100%確実に防ぐことは不可能です。支払いフォームが悪用された場合の頼りになるソリューションとマニュアルが Stripe から提供されているので活用してください。